『うれしいひなまつり』の歌い出しですね。 テレビなどから前奏が聞こえてくると ついつい口をついて出てきてしまいます。 しかし全部を通して見てみると 秘密が隠れていたりもするのです。
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誰が作ったの?
童謡『うれしいひなまつり』は サトウハチロー作詞、河村光陽作曲の童謡です。 レコードの発売は1936年ですから だいたい80年ほど歌い継がれていることになります。
作詞者のサトウハチローさんが、
ご自分の娘に雛人形セットを買ってあげたのを
きっかけとして作詞したと言われています。
西洋の音階に耳が慣れた今の感覚で聞くと
『うれしいひなまつり』という題名の割には
気持ち物悲しい曲調のようにも感じますね。
専門的に言うと、悲しい曲調になりやすい
「短調」に分類されています。
とはいえ、日本古来の音階を踏まえて
作曲されていると考えれば自然かもしれません。
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サトウハチローさんはこの歌が嫌だった?
実は作詞者のサトウハチローさんは この歌をできれば封印したいと思っていたようです。 というのも、 自分の誤解から間違ったことを 書いてしまっていたからなのです。 例えば2番の歌い出し。 「お内裏さまとおひなさま」と言いますがこれが誤り。 「内裏」とは天皇皇后両陛下がお住まいになる御所のことです。 ですから「お内裏さま」とは天皇皇后両陛下お二人のことで、 決して男性だけを切り離して「お内裏さま」とは呼ばないのです。 この他にも 「すこし白酒めされたか 赤いお顔の右大臣」 とありますが、 これも実際に人形を見てみると右大臣は顔も白く、 どちらかの顔に色がついているなら左大臣の方が圧倒的に多いのです。 確かに、間違えたものが何十年、何百年と歌い継がれていくのは 当人にとってはかなり気になるものなのかもしれませんね。「お嫁にいらした姉さま」って?
さっきもちょっとでてきましたが、 2番の歌詞を全部見てみましょう。 ♪お内裏さまとおひなさま 二人ならんですまし顔 お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の白い顔 ちょっと唐突に現れる「お嫁にいらした姉さま」。 誰の姉さまなのかもよく分かりませんし、 おひなさまではなく「官女」に似ているというのも 歌としてはちょっと妙な感じがします。
この「姉さま」というのは、
作詞者サトウハチロー自身の姉のことと言われています。
嫁ぎ先が決まってすぐに、
結核によって18歳で亡くなりました。
さらに「白い顔」というのは決して厚化粧のせいではなく、
結核が進行して蒼白になった顔という意味も含まれています。
何気なく歌っていた歌でも、
由来を知ると大切に歌っていきたくなりませんか?
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